官公庁
名古屋税関麻薬探知犬管理センター
自然環境(特に塩害)に考慮したプレキャストコンクリートの建物
中部国際空港の移転に伴い、名古屋空港(愛知県豊山町)から中部地域の空港や港における密輸入防止の拠点として、空港島北地区に建設されました。
埋立てによる海上空港島に建設された当施設は、厳しい自然環境に対峙します。風害・塩害地盤沈下等に加え、建築資材の運搬等にも配慮した空港島の環境方針を踏まえた上で、プレハブ化・モジュール化など「工場加工による製品の均質性、現場での省力化・工期の短縮」を目指した施設です。
建物は麻薬類の密輸入摘発、排除などの通関業務。及び麻薬探知犬の訓練、飼育を目的とした施設であり、管理上の動線の分離や、職員が円滑に業務が遂行できる部屋の配置に十分考慮した計画です。
data
- 建 築 主:
- 中部地方整備局
- 所 在 地:
- 愛知県常滑市
- 建築面積:
- 1,411㎡
- 延床面積:
- 1,803㎡
- 構 造:
- プレキャストコンクリート造
- 階 数:
- 地上2階
- 用 途:
- 庁舎
- 完成年月:
- 2004年11月