文化・交流
西尾市岩瀬文庫 文化財調査センター展示棟
空間化された書物
西尾市の文化の象徴である岩瀬旧文庫が際だったものとして蘇り、前の庭を含めた周辺の空間が、文化的で自然な公園を形成することにより、岩瀬文庫の知的集積を、建築として、公園として、空間として、市民の目の前に提示するというのが、今回の設計の目的です。
建築構造としての壁と柱と展示が一体となったいくつかの「壁・柱」を自由に配置し、室や壁や窓といったものはそれにまとわるように軽々と存在させようと考えました。人々は、この「壁・柱」のあいだを歩き回り、そこに提示された岩瀬文庫の知と情報を感じ取ります。それは建築の「壁・柱」であると同時に、空間化された書物でもあります。
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- 建 築 主:
- 西尾市
- 所 在 地:
- 愛知県西尾市
- 建築面積:
- 797㎡
- 延床面積:
- 1,897㎡
- 構 造:
- 鉄筋コンクリート造
- 階 数:
- 地上2階、地下1階
- 用 途:
- 文書館
- 完成年月:
- 2001年12月
受 賞: 愛知まちなみ建築賞