周囲とレベル差のある敷地特性に配慮し、レベル差の小さい部分にアプローチを設け、園舎をL型に配置し陽当り・眺望の良い部分に園庭を設けました。園舎は勾配屋根をベースとし軒が低く親しみやすいスケールとしました。道路側からは立面ファサードがシンボルとなり子どもたちや地域の人が愛着をもてるデザインとしました。保育室は全て南向きで陽当りがよく過ごしやすい環境としています。園庭に面して半屋外のテラスを連続して設け、内外が一体的につながり園庭への出入りがしやすく、外の自然を感じられる計画としました。また、園舎内も空間の連続性や視線の抜けを可能な限りつくりだし、施設全体が一体的なつながりを感じられる構成としました。内装や建具、家具は可能な限り木質化を図り、木の香りや肌触りを感じられる温かな生活環境とし、窓や家具の高さ、視認性の高いサインなど、子どもたちの目線に合わせた計画としました。
WORKS
実績紹介
− 福祉・医療
大府市立吉田保育園