本計画は、不動産の証券化をスキームとする賃貸事務所ビル事業です。
敷地は、名古屋市内主要幹線の一つ、桜通りに面した中心地であり、周辺建物との差別化が重要なデザイン要素となっています。次世代に対応したワークプレイスの構築のために柱スパン15mのロングスパン、柱ピッチを3,600mmモジュールとし、1フロア200坪を越える矩形な執務空間を形成しています。この執務空間の南面には、日よけルーバーを兼用した消防活動用避難バルコニーを設置し、防災安全性・環境負荷低減・メンテナンス性の面について高い性能を確保しています。また東面には、設備バルコニーを設置し、個別に対応した空調室外機置場や、将来、設備機器の増設やメンテナンスに対応したスペースを確保しています。屋上には、緑化によるリフレッシュテラスを全面に設け、名古屋市内が一望できる上質のアメニティ空間をもつ事務所ビルとしています。
周辺都市環境にも十分配慮した建物デザインとなるように、エントランス前は都市に大きく開放した二層吹抜けの空間を形成し、都市空間を敷地内に引き込むことを意図しました。これにより、都市とコミュニケートする建築を目指しました。
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実績紹介
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泉ファーストスクエア